マーマレードを作る
2017年03月02日
地域の方から晩柑をたくさんいただきましたので、認知症デイの回想法の時間を使って皆様と一緒にマーマレード作りをしました。
マーマレードは前の日から皮を剥いて水にさらすなど一手間かける必要がありますが、当日は中身をただザクザクと切り分け、お鍋でぐつぐつと砂糖と一緒に煮ていきました。途中で水にさらした皮を入れると、もうひと頑張り。部屋中に晩柑のいい香りが立ち込め、職員さんたちも「いい香り〜!」と大喜びでした。
鍋をしゃもじで混ぜながら、皆さんが口々に話されたのは「おはぎ作り」。「昔はね、小豆を前の日から水に浸して、翌日は朝から小豆を煮たんよね。」「時々あんが飛び散って、それが手や顔について、ものすごく熱かった!」等口々に話してくださいました。今は美味しいおはぎもマーマレードも簡単にスーパーで安く買えますが、みんなでおしゃべりしながら香りを楽しみ、作業するというこの時間はかけがえがないものだと感じました。
最後はクラッカーにマスカルポーネのチーズとマーマレードをつけて、紅茶でいただきました。ちょっと苦味があって、おいしかったです。ごちそうさまでした。