12月 TANTANの家はおでんとリース作り
クリスマスも近い12月13日。TANTANの家ではみんなでせっせとリース作りを行いました。みんな思い思いの枝を重ねて束つつ、赤い実の飾りをつけたり、松の実を金銀ラッカーでスプレーして飾ってみたり。どこに飾ろうかなどと話をしながら作るのは、クリスマスを心待ちにする子どもの頃のような楽しさがありました。
お昼は西山支援相談員お手製のおでん!「これだけの人数のおでんを作るのは大変だったでしょう」と皆様に労っていただいたのはほんの一瞬で、あとはみんな無言でおでんを召し上がられていました。寒い日のおでんは本当に最高!今度は何が食べたい、バーベキューをしよう等いつも食べ物の話は盛り上がりますね。
12月のTANTANの家は平成最後の回となりましたが、一年の締め括りとして、それぞれが今年はどんな年だったか、漢字一文字で表現してみましょうという談話会をしました。「忙」という字の方が多かったのですが、若年性認知症の方を介護するご家族様が「会」という字を示されました。それは家族が若年性認知症になって、とても辛かったけど、それによって色々な人に出会って助けてもらって今日がある、という感慨を持たれたそうです。そして当事者の方は「新」でした。この病気になって大変で、仕事を辞めなければならなかったり、諦めなければならないこともあったけど、病気になるという体験も「新」しいし、それによって様々な所に行ったり、色々な人に出会ったり、「新」しい体験をたくさんした、だから今年は自分にとって「新」になります、ということを話してくださいました。そこに集ったみんなは、そのお二人のお話にとても感動し、自分の些細な煩わしさや面倒臭さは大したことないな、来年は私も頑張ろう!という元気を頂きました。素晴らしいお話をありがとうございます。